一段と不透明感を増すゴム市場 安値のシンガポールにクレーム

 東京ゴム先限は4月9日に194円、そして、4月20日に195円70銭まで下げたが、新安値をとれないまま反転、23日には207円80銭まで切り返した。4月9日の安値から14円弱の反発で、これは3月24日の217円80銭から4月9日の194円までの下げ幅24円弱の半値戻りを演じたことになる。

 反発した原因は幾つかあるが、その一つは上海市場9月限に一部投機筋が3万枚弱の新規買いを入れたこと。

 これは21日(火)の出来事だが、『株で儲けた投機筋が上海ゴム9月限を3万枚弱買った』との情報が伝わって、同市場が急騰、これを映して東京も軒並み急伸したというわけだ。

 確かに、投機筋の新規買いを裏付けるように、同日の上海9月限の取組高が増加しており、依然として買い玉を保有したままのようで、この投機筋が今後どう出るかで、相場の動きに変化が起こることも考えられる。

 もう一つ、東京ゴムを押し上げた材料は、インドネシアやタイの輸出業者がシンガポール取引所のゴム相場が生産コストを反映せず、異常に安いとして同取引所での受け渡しを拒否する姿勢を示したほか、同取引所の相場にプレミアムを上乗せすることも要求しており、これも市場で、『シンガポール相場の上昇をあと押しする』と受け止められたためだ。

 ただ、インドネシアの7社、タイの5社の輸出業者がシンガポール市場にクレームをつけるのは珍しいが、『これをキッカケにゴム輸出業者が輸出価格をアップすれば東京ゴムもそれを映して上昇する』と受け止めるのもどうだろうか。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事