下値探りが続くトウモロコシ

 米農務省が20日に発表した19日現在の米国トウモロコシの作付進捗率は全米平均で9%(前週2%、前年6%、平年13%)となっている。平年よりも若干遅れているが、作付序盤だけに全く問題はなく、概ね作付は順調といえる。主産地の作付進捗率は、アイオワが7%(前週0%、前年2%、平年7%)、イリノイが15%(前週0%、前年4%、平年21%)、ネブラスカが4%(前週0%、前年4%、平年5%)、ミネソタが12%(前週0%、前年0%、平年6%)で、ネブラスカを除いて前年のペースを上回っている。昨年は作付遅れがみられたが、5月に入って急ピッチに進展し、結果的に過去最高のイールドをもたらした結果、作付面積減少にもかかわらず過去最高の生産高を記録している。つまり、作付面積の減少を補う高い水準のイールドとなれば、今年度も豊作が期待できる状況にある。大豊作となった前年度を上回る作付ペースを嫌気して、シカゴトウモロコシの圧迫要因になっている。
 加えて、最大の穀物生産地であるアイオワで鳥インフルエンザが発生、530万羽の殺処分を実施したとされている。アイオワはまた、米国最大の卵の生産州でもあり、鳥インフルエンザによる飼料用の需要減が懸念されている。今回の処分の水準はアイオワの6%、全米ベースでは1%に当たる水準とされ、影響は限定的とみられているが、今後の被害拡大の恐れがなくなったわけでもなく、市場は神経質な動きを強いられるだろう。

chicago

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