シンガポール市場で受渡を拒否する産地ゴム生産企業の動きなどにも注目

 東京ゴム先限は、下段のチャートが示しているとおり明確なアップトレンドに入っている。相場は下落しても上値の修正安の範囲であり、適度な押し目を入れながら確固たる上昇波動を形成。週足ベースの一目均衡表の抵抗帯の下限値を下に抜けなかったことが買い安心感を誘っている。

 この結果、この先も今の流れが持続しそうな雲行きであり、当面は次の心理的な節目である210円が目標となる。テクニカル上では3月24日の直近高値217.8円が上値目標。更に中期的には3月の直近最高値226.7円を抜いた場合は完全な上昇相場となって新しい「上げの5波」が形成する可能性がある。

 今のゴムを取り巻く環境は、中国の景気が後退期に入っていることなど、本格的に上昇するには厳しい条件が多いが、実際に相場は上昇しているわけなので、逆にどのような要因・材料が相場を押し上げているのかについて見ていきたい。

 具体的には、以下のような項目が挙げられる。(1)基本的にテクニカル・ラリーとなっているもののここ最近は円安の傾向になっている、(2)内外の株高を眺めて景気の回復期待感が広がり産業素材需要に対しても楽観的な見方が誘われる、(3)産地タイでは落葉期は終盤だが減産期本番の時期に入っている、(4)生産各国の天然ゴム生産会社がコスト割れで価格引き上げのための方策を検討している、(5)前述のとおりゴムのトレンドは底入れ反騰に入っており市場心理が強気に傾いている、(6)週ベースの一目均衡表の抵抗帯の下限値を割り込むことなく上昇に転じた、ことなど。

 上記の中の(4)においては、タイ政府が巨額の予算を組み、農民から高値でゴムを買い付けをするなどの動きがあったが、今週に入ってからは、ゴム生産会社からの動きが出始めている。

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