2020年まで天然ゴムは100万トン、合成ゴムは300万トンの生産過剰

国際ゴム研究会のStephen Evance事務局長は、2020年まで天然ゴムは100万トン、合成ゴムは300万トン生産過剰となるだろうと広州の中国ゴム会議において述べた。2015年の世界の天然ゴム消費量は前年比+3.1%増の1230万トン、合成ゴムの消費量は前年比+0.8%増の1680万トンとなり、それぞれ2020年には1500万トン、1940万トンとなる。しかし、需要の伸びがそれほどでもないのは金融危機以降経済成長の伸びが鈍化しているせいであるという。もし原油価格が安いまま推移すれば、ゴムの需要は2020年までに50万トンほど増加する可能性はあるという。生産者側の課題は天然ゴムの場合は農家への金融支援や、投資不足を補うことであるという。また合成ゴムは化学原料の過当競争の適正化とバイオ原料の採用であるという。ゴムの消費者にとっては、安定した価格とともに、再生ゴムの活用とバリューチェーンの川下に向けての投資に対する法整備であるとう。生産能力と作付面積の拡張のほかに、同氏は生産国と消費国における過剰な在庫の処理が短期的な課題となっており、長期的な課題としてはリサイクル、中国のシェールガス開発、東南アジア諸国の天候異変や労働問題があるという。主要消費国である中国とインドでは、自国生産量や生産する土地に限度があると思うと述べ、両国とも合成ゴム工場建設の戦略的な投資が今後の選択肢となると思うという。

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