週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.50ドル高の50.64ドル、ブレント原油は同1.76ドル高の56.71ドルとなった。

 先週の原油相場は前週比で上昇はしたものの、乱高下の相場となった。前週末3日はグッドフライデーのため休場。週明け6日は核問題枠組み合意に達したイランからの原油輸出増加に時間がかかるとの思惑を受けて堅調となる中、サウジアラビアによる5月積みアジア向け原油販売価格の引き上げを受けて3ドル近く急騰した。更に翌7日はEIAによる今年の原油生産高見通しの下方修正を受けて続伸すると、テクニカル買いも伴ったことから2ドル程上昇した。しかし、翌8日はサウジアラビアの資源相が「非OPEC加盟国の協力なしでは減産しない」と述べたことや、EIA原油在庫の大幅な増加を嫌気して急反落となると、今週の上げ幅の約70%を削るなどほぼ一本調子で売り込まれた。翌9日はイラン大統領が「核開発の停止には経済制裁の解除が必要」と述べるなど段階的な経済制裁解除を見込む欧州諸国に対するけん制が見られたことから反発するも、その後、週末にかけては対主要通貨におけるドル高の進行など強弱材料の入交りを受けてレンジの動きで推移した。

 国内市況はガソリン当限クラックが拡大した。定修見合いや、ゴールデンウィークを控えて海上での纏った数量での買い気が見られたことが要因となった。しかし、成約数量はあるものの、高値を追う動きにはならず、元売りの仕切り価格据え置きや、販売姿勢の強まりを受けた陸上価格の軟化からクラック拡大幅は抑えられた。

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