コメ相場の変動要因

 4月に入り、27年産米については「天候相場」と言われる時期だが、26年産米の販売や価格については、まだ不透明な状況が続いている。

 農水省が毎月公表している、うるち米の「産地別契約・販売状況」によると、2月末現在の速報値ベースで、集荷数量は338万3千トン(前年産同期差6万7千トン増)に対し、契約数量は232万2千トン(同3万7千トン減)、販売数量114万トン(同4万4千トン増)で推移している。主食用米の収穫量が前年産比30万トン減となるなか、集荷・販売数量は前年産同期をやや上回る展開だが、スポット中心の手当てとなっているためか、契約数量の進度はやや遅い。

 一方、市中取引では、関東産や福島産コシヒカリの売り物が細く、相場はジリ高傾向。2~3月から続く傾向で、26年産米の供給量が減少している近畿産コシヒカリの品薄に発し、関東産や福島産コシヒカリの価格にその影響が波及しているもの。3月だけで、関東・福島コシヒカリは200~400円上伸し、北陸コシヒカリへの引き合いも増えている状況。今後、東北産あきたこまちや、同ひとめぼれなどに手が伸びるかが、4月以降の焦点か。

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