プラチナ価格予測とファンドの建玉の動き

 本日の週刊ゴールドにグラフ入りで書いてあることであるが、バークレイズキャピタルによれば、今年2015年のプラチナ価格は平均1239ドルであるという。またパラジウム価格は平均805ドルであるという。直近のNYプラチナ価格は1154.5ドル、NYパラジウム価格は746.2ドルなので、今後これよりは上昇すると見ているが、2009年7月以来の安い水準になるという。ただ、プラチナの現物需給は▲9.7トンの供給不足が続くという。プラチナ価格が低迷するのは、中国の宝飾品需要が景気減速で落ち込み、プラチナ需要が悪くなっているためだという。そう言われれば、中国の海関総署によるプラチナ輸入通関統計によればは2月は2.84トンとなり、前月の5.30トン、2014年の月間平均6.37トンを大幅に下回っている。またパラジウムも2月の中国の輸入量は1.03トンと1月の1.42トン、前年月間平均の、1.97トンを下回っている。中国は国策で大気汚染対策を最重要課題の一つに挙げているので、触媒向けの減少というよりは、プラチナ・パラジウムの宝飾品需要が減退しているものと思われる。
 
 米商品先物取引委員会(CFTC)が公表した3月31日までの週の大口建玉(ファンドの建玉)は、顕著な動きとしては以下があった。

<取組高> 取組高が最も多い銘柄は、原油の263万枚で先週から+3万枚増、次いでトウモロコシの180万枚で前週と変わらず、砂糖の110万枚の+4万枚増、大豆の99万枚の1万枚増となる。金は▲9万枚減の57万枚、小麦は+5万枚増の55万枚である。金融商品では10年物米国債が▲28万枚減の323万枚、5年物米国債が▲10万枚減の212万枚、長期米国債が▲1万枚減の57万枚と国債が多く、ユーロは5千枚増の59万枚であるが、円は▲2万枚減の20万枚、S&P500は変わらずの16万枚である。

<買い残> 買い残が多いのは、原油前週比+2千枚増の53万枚、トウモロコシの▲3万4千枚減の34万枚、天然ガスの+1万3千枚増の24万枚、金の▲4千枚減の18万枚、+4千枚増の大豆の18万枚、小麦の▲1万21千枚減の10万枚であり、金融商品では、2年物米国債の+9千枚増の41万枚、5年物米国債の▲3千枚減の38万枚、+1万6千枚増の10年物国債の38万枚である。

<売り残> 売り残が多いのは、前週比+1万8千枚増の天然ガスの47万枚、原油の▲1万5千枚減の26万枚、トウモロコシの▲2万4千枚減の268万枚、砂糖の+4千枚増の26万枚、大豆の+8千枚増の18万枚、小麦の▲5千枚減の16万枚、金の▲1万8千枚減の9万枚で、金融商品では、米10年物国債の▲5千枚減の47万枚、5年物国債の▲2千枚減の40枚、2年物国債の▲3万7千枚減の27万枚、ユーロの▲4千枚減の27万枚、長期米国債の変わらずの9万枚、円の▲5千枚減の9万枚である。
<ネット買い残> ネット買い残が多い商品は、原油の前週から+1万7千枚増加して26万枚、金の+1万千枚増加の8万9千枚、トウモロコシの+1万枚増の7万78千枚、ガソリンの+1枚増の6万3千枚、銀の+9千枚増の4万1千枚、金融商品ではドルの+2千枚増の7万3千枚、2年物国債の+4万5千枚増の14万枚、S&P500の▲2千枚減の8千枚である。
ネット買い残がマイナスなものは、天然ガスの前週比▲6千枚減の▲22万枚、小麦の▲6千枚減の▲5万3千枚、砂糖の▲1万3千枚減の4万8千枚、金融商品では長期米国債の+2千枚増の▲4万7千枚、円の変わらずの▲4万7千枚である。

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