週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比1.27ドル安の49.14ドル、ブレント原油は同3.07ドル安の54.95ドルとなった。

 原油相場は反落となった。前週末3月27日はサウジアラビアによるイエメンに対する地上軍の即時派遣が計画されてないとの表明を受けてそれまでの上昇に対する反動安となった。週明け30日はイランの核協議を巡る思惑から方向感に欠ける相場となったが、ロシアの外務次官が「イラン核協議で重要な前進」と述べるなど、協議合意観測の進行を受けて上値の重さが改めて意識されると、翌31日には原油相場の下落が加速した。イランの核協議の期限が迫る中、ロシア外務相が協議に再び戻るなど協議進展が意識されたことや、対ユーロにおけるドル高の進行が背景となった。翌1日には一時、1週間ぶりの安値に接近するも、その後、急反発となった。EIA統計において米国原油生産における1月以来の減少が示されたことや、ガソリン在庫の大幅な減少を背景に切り返すと、その後もイラン核協議の一時休止の報を受けたことから買いが集まった。しかし、週末にかけては再度、大幅に下落する展開となった。イラン核協議において枠組み合意に達したとの報を受けて急落となると、その後も祝日を控えたポジション整理の売りが進んだことから前日の上げ幅を大幅に削る展開となると、その後も上値重く推移した。

 国内市況は灯油を中心としたクラックの拡大が目立つ展開となった。複数の製油所におけるトッパー精製能力の削減や、今後の定修を控えた市中買いが成約価格を押し上げた模様。また、4月渡しの商談に入って複数の元売りによる陸上外販仕切りの引き上げを受けて陸上価格が上昇したことからクラック拡大に繋がった。

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