世界の天然ゴム需給

3月23日付のブルーバーグ記事によれば、世界の天然ゴム需要は中国等の大手輸入国の需要が伸び悩むため、タイヤや医療用手袋、コンドーム等に使われる天然ゴムの2016年までの需要の伸びは鈍化するという。国際天然ゴム研究会の元事務局長Hidde Smit氏によれば、需要の伸びは、2014年の前年比+4.1%、2015年の+3.9%から2016年は+3.5%に低下するという。中国の需要は、2014年の+7.1%から2015年は+6.0%、2016年は+4.8%に鈍化するという。アジアの成熟した樹がラテックスをたくさん生産し、中国の経済成長が1990年代に比べて鈍化していることから、先物価格は2011年の天井価格から▲75%下落している。Goodyear Tire & Rubber Co.などのタイヤメーカーはコストカットに励み、タイ、インドネシア、マレーシア等の生産国は供給を制限して輸出を減らしたり、ゴム樹を切り倒したりしている。Smit氏は、中国の成長率は引き続き今後数年下降傾向となると先週e-mailで予測している。「2005年~2011年にかけてゴム樹の植樹が大量に行われ、供給が大きく増加したのに対し、需要はそれほど伸びていない」と2005年~2009年までシンガポールにある国際天然研究会のトップだった同氏は述べている。2011年2月に5.75ドル/キログラムを付けていた天然ゴム価格は現在1.427ドルまで下がっている。価格は今後2020年までにかけて150ドル~1.60ドル当たりを動くだろうという。なお、ブルーンバーグのデータによれば、過去20年間の天然ゴム先物平均価格は2.54ドルであった。

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