トウモロコシ、全米在庫を嫌気して急落も!?

 3月31日に米農務省は2015年度の米国トウモロコシの作付意向面積と3月1日現在の全米在庫を明らかにする。ロイター通信が集計したアナリストの事前予想平均は、作付意向面積が8873.1万エーカー(予想レンジは8700万~8970万エーカー)、3月1日現在の全米在庫が76億0900万ブッシェル(同74億5900万~78億ブッシェル)となっている。ちなみに、作付面積の前年度実績は9059.7万エーカー、3月1日現在の前年同期は70億0800万ブッシェルで、作付意向面積が強い内容とみられる一方で、全米在庫が弱い内容が期待されている。
 4月下旬から米コーンベルトでトウモロコシの作付が本格化するが、その意味で、時期的には作付意向面積が市場の関心を集める傾向が高い。しかし、2年前のこの一連の発表では、全米在庫の弱い内容を嫌気して急落を強いられた経緯がある。発表後にストップ安を強いられ、翌日は値幅制限拡大の中、通常の値幅以上に急落し、結局、2日合計で12.4%も急落している。当時の値位置と現在の値位置は参考にならないが、もし、期近5月限を3.90ドルと仮定すると、3.40ドルまで急落したことに匹敵する。
 その当時、作付意向面積は事前予想平均の9730万エーカーを下回る9728.2万エーカーとなり、決して弱い内容でなかったものの、3月1日現在の全米在庫は事前予想平均の50億3000万ブッシェルを上回る53億9900万ブッシェルとなり、市場は後者を売り材料にしていた。全米在庫は前年同期の60億2300万ブッシェルを下回っていたが、市場の関心が作付意向面積にばかり関心が集まっていたため、シカゴトウモロコシは発表前まで水準を切り上げており、結果的に知ったらしまいの反動安を強いられることになったといえる。

chicaggo

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