週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比3.50ドル安の43.61ドル、ブレント原油は同2.83ドル安の54.29ドルとなった。

 原油相場は大幅な続落となった。前週末13日はIEAによる今年の原油生産高見通し上方修正を受けた原油供給過剰感の高まりや、ドル高の進行を受けて売り圧力が強まると、テクニカル面での悪化も重なったことから大幅な下落となった。週明け16日はイランの制裁解除に伴う原油輸出拡大観測を受けて売り込まれる展開となると、翌17日にかけても米原油在庫増加の見通しを背景に続落となるなど上値の重い相場が続いた。翌18日のFOMC発表では早期利上げ観測の後退に伴い、ドル安、株高が進行したことから原油相場も急速に買い戻される展開となったが、週末にかけては米原油在庫、生産が過去最高水準に達していることが意識されたことや、クウェート石油相の発言を受けてOPECによる緊急会合の可能性が遠のいたことから再び売り込まれる展開となった。

 国内市況は原油の下落に伴い両油種期近クラックは縮小となった。(ガソリン:-660円 灯油:-1060円)。元売り各社による値下げが相次いだことから陸上価格が大幅に下落。先物市場での買い気も後退した模様。また、灯油のクラックは輸出採算悪化を受けて輸出見合いの買いが控えられたことからクラックの縮小が目立つ格好となった。

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