原油市場分析「4月は原油市場のターニングポイント」

全米原油在庫が1月23日に9ヶ月ぶりとなる過去最高の更新となり、その後も7週連続で増加を続け、貯蔵能力の限界に達するのではないかとの思惑が原油市場を圧迫し、NY原油が3月18日に42.03ドルまで下落しました。全米原油在庫の貯蔵能力の5億2100万バレル(EIAの推定値)に対して現在庫が4億5840万バレルとなり、貯蔵能力の88%に達しており、年初より1週間あたり平均690万バレルの増加ペースがこのまま続けば、9週間後に貯蔵能力の限界に達する計算です。そして、また、クッシング原油在庫の貯蔵能力の7080万バレル(EIAの推定値)に対して現在庫が5440万バレルとなり、貯蔵能力の78%に達しており、年初より1週間あたり平均215万バレルの増加ペースがこのまま続けば、8週間後に貯蔵能力の限界に達する計算です。こうしたことが、今のNY原油市場の圧迫要因となっております。原油に対して特に弱気な見方を示しているシティバンクは今月9日、「米国での掘削ペース鈍化の兆しは原油の供給過剰解消を意味しない。結果として在庫も引き続き貯蔵能力いっぱいまで積み上がる可能性が高い。供給過剰の結果と貯蔵面の経済状況から見て底値を予測するのは不可能であり、WTI原油は1バレル=40ドルを大幅に割り込み、しばらくは20ドルのレンジで推移する可能性があり、底値をつけるのは1Q末(3月)から2Q初め(4月)になる。」と指摘しております。こうした弱気な見方も現在の原油価格に反映されていると考えるべきかもしれません。

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