石油市場、イラン・6カ国協議の行方がポイント

 18日に米EIA(エネルギー情報局)が発表した石油在庫統計で、米国の原油在庫は4億5850万バレルとなり、さらに急増している。米EIAの統計上では最も高い水準を毎週のように更新している。これで9週連続の増加となり、前年同期と比較して22.0%も急増し、過去3年では28.1%も大幅増加している。
 WTIの認証在庫であるクッシング在庫は昨年から増加傾向をみせているが、前週比で290万バレル増の5440万バレルとなっている。2004年4月からこの統計が開始されたが、当然ながら過去最高の水準である。市場ではクッシング在庫の増加が鈍化するとの見方もあり、WTIの急伸要因になる場面もあったものの、実際には急増を続けており、米国の原油在庫の飽和状態が改めて確認される米EIAの発表だったといえる。
 しかしながら、この米EIAの在庫統計よりも、その後の米FOMC声明後の急ピッチのドル安・ユーロ高で、WTI・ブレントとも大きく買い進まれ、結果的に米EIAの在庫統計は無視されてしまったものの、翌日はドル安一巡で、軒並み反落している。
 世界的にはこれから不需要期に入る中、原油の供給は高水準を維持しており、サウジはイラクの減産をしり目に増産を続けている。米国の原油生産も年末にかけて増加傾向を続けるとの観測を米EIAは3月の月報で指摘している。OPEC月報では年末になってようやく米国の原油生産が落ち込むとの見通しを示しているが、年末までは増加するということでもある。

bret50

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