強材料を打ち消すマイナス材料も見逃せない

17日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)において「忍耐強く(patient)」の文言が削除され、6月の利上げの可能性は示されたものの米連邦準備理事会(FRB)は利上げを急がない姿勢を示唆した。この結果、FOMCの開催後はその直前までのドル高の流れに歯止めがかかり下落する流れとなっている。

一連の流れから4月からの利上げ観測はほぼ完全に消滅しただけでなく6月予想の線もかなり薄くなっている。このため9月からの利上げ観測が広がっている。ゴールドマンサックスのアナリストも「9月開始が予想されるがより遅い利上げの方向に若干傾いたようだ」との見方を示している。

このようなFOMCの状況はドル建ての米コモディティ市場にとっては強材料となった。利上げ観測の下でドル高が原油安やゴールド安の原因となっていたが、最近のドル安が逆に上昇要因として影響を及ぼしている。18日のNY原油は7営業日ぶりに反発する状況となっている。また利上げ観測の後退とともに金相場も当面は下値堅く推移する期待が持たれる。

当然、一連の状況はゴム市場にも及ぶことが予想される。為替についてはドル安・円高が上値の圧迫要因となる。一方、原油相場が上昇することで合成ゴム高、あるいはインフレ要因という側面から買い材料として受け止められることが予想される。表向きはプラス・マイナスで相殺されるが、為替相場が直接的で短期の影響になるのに対し、原油相場は間接的で中長期の影響となりそうだ。

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