週刊石油展望

《海外原油市況》
 10月24日週のWTI原油は先週比6.98ドル高、ブレント原油は同2.18ドル高と格差修正が進んだ(週末15:30比較)。
 先週末に中国製造業指数(PMI)が4カ月ぶりに上昇したことや、WTI原油の受渡し場所であるオクラホマ州クッシング在庫の減少見通しなどからWTI原油は上昇し25日には94.65ドルまで買われた。24日に約2カ月半ぶりに終値ベースで90ドルを上回ったことでテクニカル的にも買われ、WTI原油の限月間格差は2008年以来となる逆ザヤ(期近高・期先安)に転じた。一方、ブレント原油は、生産が落ち込んでいた油田で生産のフル稼働を再開したとの報道やナイジェリア産原油の供給増加見通しなどが上値を圧迫し26日には108.76ドルまで値を下げ、WTI原油とは反対に弱含みの展開であった。また、アービトラージ取引のポジション解消の動き(WTI買い/ブレント売り)が加速したことなども加わり、原油間格差は先週末21日の22.16ドル(終値対比)から25日には17.75ドルまで大幅に縮小した。その後、26日のEIA統計で原油在庫が大幅に増加したことが嫌気され売られたが、EU首脳会議で債務危機の解決に向けた包括的対策が合意されたことで欧州経済の先行き不安が後退しユーロ高/ドル安となったことで両原油ともに反発した。反発局面の中で、ブレント原油の方が堅調に推移する場面も見られたため格差縮小が一服する瞬間もあったが、週末にかけてはWTI原油の上げ幅が大きくなり28日の15時半時点で格差は18.37ドルとなった。

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