東京ゴムの期近が波乱する素地

 東京ゴム先限は3月2日の226円70銭から11日の203円50銭まで23円20銭下げたが、先週末の13日には214円60銭まで切り返した。

 高値から23円強下落した背景は、『タイ政府が資金不足でセントラルマーケットでの現物買い上げを中断した』との情報が伝わったのがキッカケだったが、その後、『タイ政府は直接農民から現物を買い上げている』との情報が伝えられ、一転して反発した。

 要するに、タイ政府に対して農民から、『セントラルマーケットで現物を買い上げても、農民はほとんどその恩恵を受けていない』との苦情が多く寄せられ、このため、政府はセントラルマーケットでの現物買い上げを中断、その一方で、直接農民から買い上げることにしたようだ。

 これを契機に東京ゴム先限も安値から10円以上切り返したわけだ。なかでも、期近が反発力を強めて期先との逆ザヤ幅を拡大しているのは、3月限納会(25日)に一部タイ筋がまとまった現受けを敢行するとの噂が根強いからだ。

 東京市場でタイ筋が現物を受けるのは2月に続いて2度目と伝えられるが、引き続き4月限でも現受けが敢行された場合、浮動玉が薄くなる時期とも重なって、高値をつける可能性がある。

 3月限納会での注目点は逆ザヤによってどれほどの現物が集まるかであり、予想よりも現物が集まらないと4月限が噴き上げる恐れも出てこよう。

 また、5月限及び6月限が220円前後に達した段階で、タイ産地からどれほどの現物を呼び込むことが出来るかもポイントになる。仮に、5月限あるいは6月限にタイから大量の現物を呼び込むことになると、東京商品取引所の生ゴム在庫は急増し、最終的にはそれが重圧となって値崩れを起こすことになるだけに、今後も目が離せない。

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