コメ相場の変動要因

 先月、西川前農相が突然辞任し、後任には林芳正氏が任命された。林農相は西川氏の前に農相を務めているうえ、現在の政高党低という環境では、コメ政策の転換をはじめ、農協改革、TPP交渉などの流れが大きく変わることはないと思われる。
 
 この間、26年度のSBS入札と、27年産備蓄米の政府買入入札という、需給に影響する2つの入札の目処がついた。
 SBS入札は3月3日で今年度分が終了。年間予定10万トン枠に対する落札数量は、一般米7,290トン、砕精米4,316トン、合計1万1,606トン(落札比率12%)と、2年連続で枠余しが確定。国産米の価格下落により、外国産の需要が減退したためと見られ、主食用米の需給に影響する一般米は前年比3万3,449トンの減少。昨年は前々年比4万9千トン減少し、その分、国産主食需要増につながった格好だが、今年もさらに約3万3千トン分の需要増が想定される。
 備蓄米については2月25日に第3回入札が行われ、予定数量25万トンの97.5%まで成約量が積み上がった。これで予定枠をほぼ満たしたため、今後は加工用米や飼料用米など、他の非主食用米等にどこまで振り替えることができるかが生産調整のポイントになる。落札水準は1万円前後となっており、これが27年産うるち米価格のひとつの目安に。

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