上海ゴム相場とともに修正安の動き

結局、2月のゴム相場は大きく上昇した。月初安の月後半高となり、安値194.8円から高値223.9円まで最大29.1円高となり、上昇率は15%に達した。直近最高値である3月2日の226.7円を基準した場合は更に上昇幅は増え31.9円となる。1カ月間で30円も上昇するのは昨年10月の安値から11月の高値まで上昇した値幅に匹敵する。

2月のゴム市場は、産地タイにおいて追加の買い付け資金が閣議決定され市場介入が継続することが決定された報が伝えられたことに刺激された。更に、月後半は3大生産国を中心とした生産国合同での会合が開催され、需給引き締め策が話し合われるなどの動きがあったこともマーケットを刺激した。別な角度では、今年1月末まで大幅に続落していたニューヨーク原油の下落に歯止めがかかり、2月に入ってから下値堅い展開で推移していることも下支えの要因となった。シンガポール市場においても、東京と同じRSS3は中心限月が昨年12月に148セントで安値を出し切ると2月中旬には187.4セントまで上昇し最大39.4セント高、上昇率27%となり、東京高に追随する展開となっていた。

しかし、このシンガポール及び東京ともに、3月に入ると上昇に一服が入り、修正気味に推移する場面である。3月に入ってからはまだ日が浅いが、2日から5日夜間までの間に、揉み合いが2営業日、下落が2営業日で、今のところ上昇した日はまだない。

ゴム相場が3月に入ってから上げ渋っているのは新鮮味のある材料が皆無になっているためである。基本的に、産地タイを中心とした生産国は季節的なウインタリング(落葉期)に入っており、これからの時期が本番となるが、ウインタリングは毎年のことであるし、事前に分かっていることであるため積極的に材料視されていない。ウインタリングが材料になる場合は年毎のパターンと比べて程度がどうであるかに関わるが、今のところはまだ入り口であるため判断するには時期尚早である。

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