週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比3.38ドル安の48.92ドル、ブレント原油は同0.23ドル高の60.86ドルとなった。

 前週末20日の原油先物相場は、前日発表のEIA統計を受けた米原油在庫の過剰感から続落した。一方、米石油サービス会社が公開したデータによると、同国石油掘削リグ稼動数は前週比で減少したものの(2011年7月中旬 以来の低水準)、納会絡みの動きなどから売りに押された模様。 週明け23~24日にかけても続落。リビア主要港が約1年ぶりに原油輸出を再開したとの報や、オマーンの増産などが嫌気された。OPEC緊急会合の可能性が報じられ一時急伸する場面も見られたが、すぐに戻りを売られ、引き続き在庫増加予想が上値を抑える展開となった。しかしながら、翌25日は一転して反発。サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物相が石油需要が拡大しつつあるとの見解を示したことや、2月のHSBC中国PMI速報値の良結果等が好感された。EIA統計では、米原油在庫が+840万バレル(市場予想:+400万バレル)となり一時下落するも、その後は製品在庫減少を材料に見直し買いが入り、プラス圏まで買い進められることとなった。26日は、朝方から軟調な推移となる。前日の急反発を受け利食い売りが入りやすい地合いとなっており、終日売りに押された。カタールの元エネルギー相がOPEC緊急会合の必要性を否定したことや、ドル高が重しとなり、引けにかけて一段安の展開となった。

 国内市況は、前週に引き続き製品クラックが拡大、特にガソリンの期近はその傾向が顕著であった。2月入り以降、原油上昇を背景に元売り各社は値取り姿勢を強めており、現物、先物期近共に堅調な展開が続いている。灯油は、2月一杯にかけて輸出見合いの買いから値を伸ばしたが、海外マーケットとの値差や国内需要のピークアウトが意識され、一時の勢いは衰えてきている。一方ガソリンは、3月限納会においてもそれなりの受け腰の強さが見受けられ、当限クラックは先週比1,000円超の上げ幅となっている。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事