週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.46ドル高の52.30ドル、ブレント原油は同0.68ドル高の60.63ドルとなった。

 原油生産会社の投資削減や米石油リグ稼働数減少による減産期待、米北東部の寒波を受けた暖房油需要増加期待・製油所スト継続による製品高が、米原油生産・在庫増加等を背景とした供給過剰の見方に勝った。先週末は米北東部での寒波予報による暖房油の大幅上昇や米石油リグ稼働減少による減産期待からWTI1.5ドル強、ブレント2ドル強と大幅上昇。週明けも、米休場の中、ギリシャ支援交渉進展をにらみユーロ高ドル安が進行し原油もつれ高、17日には、高値突破によるテクニカル要因も巻き込みWTI54.15ドル、ブレント63.00ドルと年初来高値を更新した。ただ、18日には米EIA統計での原油在庫増加見通しや複数の投資銀行が相場の弱気見通しを維持するなど短期的な行き過ぎや供給過剰が意識されWTI1ドル強、ブレント約2ドルの反落、19日も米API統計にて原油在庫が1430万バレル増加(予想320万バレル増)となり売り先行、EIA統計で原油在庫が771万バレル増とAPI統計ほど増加せず、一部買戻されたが続落となった。20日東京時間は日本時間21日午前3時発表の米石油リグ稼働数が減少見込みであることもあり海外が堅調推移、プラスサイドを維持している。

 国内市況は、ガソリン・灯油の共に期近クラックが拡大、元売り勢による海上市場でのガソリン・灯油買い意欲の強さ、陸上市況における値どり姿勢、製品価格への原油コスト転嫁姿勢によるものが大きいだろう。期先限月では投機筋とみられる動きが活発化、製品・原油とも押し目での買い・上昇時での利食い売りが見られ週半ばには海外の国内換算値からのかい離幅が目立つ局面があった。

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