原油市場分析

 先週の米エネルギー市場では、NYヒーティングオイルが急伸して年初来高値を更新したが、それでもNY原油が下落したことが印象的です。米国の中西部や東海岸に先週20日ごろから今季最大の勢力を誇る寒波が到来し、暖房用エネルギー消費の拡大観測からNYヒーティングオイルが急伸を続けて年初来高値を更新しました。それでも上昇できないNY原油は、地合いが悪化している可能性もあります。しかも、ウエザーサービスの週間予報では、本日のシカゴの最高気温がマイナス17度、最低気温がマイナス26度となり、冷え込みのピークを迎えており、明日から気温が徐々に回復し、3月1日に最高気温が0度、最低気温がマイナス14度にまで回復する予報となっております。気温上昇と共にNYヒーティングオイルが反落となれば、原油市場の下げ足が早まる可能性もあります。
 今週25日にEIA全米原油在庫の発表が控えており、これまで全米原油在庫が6週連続で大幅増加となっております。米国の石油精製施設でのストライキが2月1日から拡大傾向を続け、ストライキに伴う製油所稼働率の低下による原油在庫の増加も予想されます。更に、例年、製油所が定期保守点検で稼働停止する2月と3月に原油在庫が増加する傾向もあります。
今週の原油市場は、全米原油在庫の増加や寒波の通過により下落に転じる可能性が高いと考えるべきかもしれません。

2月23日NY灯油

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