週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.50ドル安の44.63ドル、ブレント原油は同0.51ドル安の48.98ドルとなった。

 前週末23日はサウジアラビア国王の死去を受けて石油政策変更の憶測が飛び交うものの、新国王による政策継続の表明を嫌気し下落基調となった。また、前日のEIA原油在庫の増加や、対ユーロにおけるドル高の進行を受けてWTI原油を中心に下げ幅を拡大した。週明け26日はOPEC事務局長による原油価格上昇を示唆する発言を受けて一時反発するも、依然として供給過剰感が拭えず、石油製品の急反落に連動して原油相場も続落となった。翌27日はスイス中銀による介入発言を受けて対ユーロにおいてドル安が大幅に進行。ドル建ての原油は割安感から1ドル超反発するなど安値修正の動きとなるも、28日のEIA原油在庫統計において予想以上の原油在庫、生産が確認されると再度急反落。その後もリビアの原油生産増加観測等を受けて上値重たく推移する展開となった。

 国内市況は、ガソリン期近のクラックが縮小する一方、灯油の期近クラックは大幅に拡大した。ガソリンは週明けの原油相場下落を受けて海上価格が安めで推移したことが縮小要因。しかし、西日本の製油所が定修予定ということもあり、下落局面では一定の買いが見られた。また、灯油は在庫統計において取り崩しが確認され、期近物に買いが集まったことから大幅な拡大となった。

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