下げ基調が鮮明なトウモロコシ

 期待通り、シカゴトウモロコシはジリジリと水準を切り下げ、久しぶりにフェブラリーブレイクを連想させる相場パターンになりかけている。
 今年作付するための種子の購入や税金支払いのため、生産者の換金売りを浴びて下落する動きをみせることをフェブラリーブレイクと指摘され、収穫期のハーベストプレッシャーとともに、季節要因として下落することが多いとみられている。ただし、フェブラリーブレイクの場合、前年度の米国の生産高の水準や南米の天候なども絡むため、一概に下落するとはいかないが、前年度の米国トウモロコシが過去最高の大豊作だったこと、南米の生産も順調で、世界的な供給過剰が懸念される中、久しぶりに季節的要因としてフェブラリーブレイクも期待されている。
 ところで、シカゴトウモロコシ市場の大口ファンドのネットロングが依然として高水準にある。世界的な供給過剰を考慮すれば、明らかに買われ過ぎといえる。CFTCが前週末に発表した1月20日現在の大口ファンドのネットロングは23万0079枚で、昨年12月30日の28万6756枚よりも減少しているものの、昨年8月26日の6万7309枚に比べると、まだ3倍強の高水準にある。需給バランスに関して、昨年夏よりも改善したという事実はなく、米国の飼料用やエタノールの需要が一層厳しい環境に立たされ、世界の供給もさらに膨らんでいるのが現状である。
 従って、ファンドの整理商いは今後とも避けられず、少なくとも20万枚以降のネットロングの解消は必至とみられる。

corn100

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