週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.76ドル安の46.49ドル、ブレント原油は同2.93ドル安の48.36ドルとなった。

 前週末9日発表の米雇用統計の予想以上に強い結果(失業率は5.6%に低下) や米国内の石油リグ操業の減少(2日時点の操業数は昨年3月以来の低水準)が続いているなどの上昇要因 には反応せずに依然として市場の関心は供給サイドの動きにあるようで、アラブ首長国連邦(UAE)の駐米 大使が価格押し上げるためにOPECが減産をする計画はないとの見方を示すなど世界的な供給過剰感に圧迫され大幅に値を下げてのスタートとなった。 翌日もゴールドマンサックスグループが原油価格見通しを引き下げたことや米エネルギー情報局(EIA) 統計での在庫増加見通し、ドル高進行なども価格の押下げ要因となった。週中には短期間での急落に対しての安値修正の動きやテクニカル的なショートカバーが入り大きく上昇するものの、その後は戻り売りなどに押された。 週末に発表されたEIA在庫統計では、原油在庫が予想以上の増加(予想:175万増加、結果:538万増加) した事に加え、イラク北部の原油輸出拡大計画など世界的な供給過剰感解消の兆しが見受けられないなど もあり週末も値を下げて週末を迎えた。

 国内市況は、海外原油の暴落を受けて全面安。陸上市況も大手元売りの価格改定で4円~3円の大幅引下げとなった。 クラックもガソリン、灯油の両油種ともに先週末と比べて縮小、特に現物マーケットの軟調を写し2月は大幅に縮小。 先安感から売り圧力は強いものの一部元売りは浮遊玉の囲い込を進めている様子で、今後も市中買いを継続すると見られている。

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