200日移動平均線突破で潮目変わる金相場

昨晩、スイス国立銀行(SNB)が、これまでの無制限のスイスフラン売り・ユーロ買いの終了を突然発表。中銀への預金に適用される金利も、予定のマイナス0.25%からマイナス0.75%に拡大した。25日に総選挙を控えてギリシャ懸念が再燃する中、22日の欧州中央銀行(ECB)理事会で、追加緩和期待が高まる中、欧州司法裁判所がECBによる国債買い取りを「合法」とする見解を明らかにし、緩和相場からのリスクオンを期待していた向きにとっては、いきなりハシゴを外されるようなネガティブサプライズとなった。

このサプライズにマーケットは、リスク回避で反応した。

スイスフランは対ユーロで30%を超える変動になった。ドル円に例えれば、115円がアッと言う間に80円に動いたようなものだ。コツコツと逆張りで稼いだ儲けが、一瞬にして消滅、何が起きたか理解し難い動きだったであろう。1ユーロは1.20スイスフランでサポートされると中銀のお墨付きで運用してきた一部のヘッジファンドが損失補填で他の運用資産を手仕舞うのではとの連想も働き、株式市場も急落した。
ドル円も円高で反応。年末年始には市場コンセンサスになりつつあった早ければ6月と言う米利上げ開始時期が、年後半~来年に後ずれとの見方が広がり始めている。原油も一時50ドル台を回復したものの、戻りはすかさず売られて46ドル台まで売り直された。1月13日十字線安値を割り込むと、98年安値からの長期上昇トレンド割れで30ドルも視野に入るチャート形状だ。
円安・株高継続と言う淡い期待感が、原油安に伴う新興国リスクの浮上に加えて、欧州リスクが吹き飛ばしたと言えよう。

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