海外原油、波乱の展開をみせるものの、需給バランスにまだ改善みられず

 ゴールドマンサックスは12日、2015年と2016年の原油相場見通しを大幅に引き下げている。2015年のWTIの予想平均価格は47.15ドル(前回予想は73.75ドル)、2016年は同65ドル(同80ドル)、2015年のブレントの予想平均価格は50.40ドル(同83.75ドル)、2016年は同70ドル(同90ドル)と設定している。年明け以降も下げに歯止めがかからない原油相場の急落に合わせての大幅な見通し修正で、100ドルの原油は今後考えにくい状況になったとも指摘している。また、目先的にWTIの39ドルの可能性も示唆している。
 インデックスファンド最大手であるゴールドマンサックスの弱気な見通しによって、今後予想されるリバランスでの原油市場からの資金引き揚げの動きが決定的ともいえる。
 ところで、その後、WTI中心にブレント・NY石油製品とも波乱の展開を演じ、やや強引に買い進まれる動きもみせている。14日のフロア取引終了前からその後の時間外取引にかけてはWTI期近2月限のオプション納会が影響して急伸する動きをみせていた。さらに、15日に発表されたOPEC月報で、米国の2015年度の供給が日量で10万バレル減少するとの発表に過剰反応する格好となり、ストップロスの買いを巻き込んで、WTI期近3月限は51.73ドルまで一時急騰を演じたものの、過剰反応との受け止め方となり、その後は急反落し、高値から5ドル以上も急落することとなった。
 乱高下が続いているが、それに伴って、商いもかなり膨らんでいる。大商いによる基調転換との相場見通しもあるだけに、市場の神経質な動きが仕方ないといえるものの、需給バランスに大幅な改善が期待できる状況でもなく、現時点での強引な上げは売り場提供になるだろう。

wti

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