原油相場、強弱攻防戦へ!!

原油市場の下げが止まらない。NHKのニュースで報じられるなど、事象面からの転換警戒シグナルは点灯し始めているが、ファンダメンタルズやテクニカル面からは、現段階で底打ち確認は出来ていない状況だ。

2014年前半のNY原油は、ウクライナやイラクの地政学リスクを背景に、過去最高水準にまで投機玉の買い越しが膨らみ、他の国際商品と比べて割高であったが、昨年11月のOPEC総会での減産見送りをきっかけに、大幅続落となっている。

シェール革命による米国の大増産で需給が緩んでいる流れに加えて、サウジアラビアの石油戦略が「価格維持から市場シェア奪還」へ転換した事が、大幅下落の要因だ。過去を遡って見ると1980年代後半に今回と同様の状況があった。2度のオイルショック(1973年~第一次、1979年~第二次)によって、原油価格は高騰した。アラビアンライト公示価格で、第一次ショック時には1バレル=3.01ドルから5.12ドル、第二次オイルショック時には、12.8ドルから42.8ドルまで急騰した。この急騰で、高コストの新油田の開発が急速に進み、非OPEC諸国の生産量が拡大し、OPECの生産シェアが急速に落ち込んだ。1973年当時には53%だったOPECシェアが、1984年には31%にまで急低下した。
それまでサウジアラビアは「価格維持」のため減産を実施していたが、1985年7月に「スイング・プロデューサー」の役割を放棄すると表明。10月から増産体制に入った。

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