トウモロコシ、フェブラリーブレイクを意識した展開に

 米農務省は12日に米国トウモロコシの最終生産高予想、12月1日現在の全米在庫、さらに需給報告を明らかにする。ロイター通信がアナリストの予想を集計しており、最終生産高に対する予想平均は143億4900万ブッシェル(イールドは173.3ブッシェル)で、11月に米農務省が発表した144億0700万ブッシェル(同173.4ブッシェル)を若干下回るとなっている。それでも、かなりの生産高に変わりないが、収穫面積の増加観測もあり、インフォーマなどはそのため、生産高は上方修正されるとみている。需給報告に関して、米国の期末在庫は19億2700万ブッシェル(前月19億9800万ブッシェル)、世界の在庫は1億9119万トン(同1億9220万トン)で、いずれも下方修正の見込みである。米国の需要の上方修正が期待され、供給の減少以上に在庫の減少が大きくなっている。しかしながら、需要不振を背景にしてエタノール在庫が高水準に積み上がっており、それを嫌気してCMEのエタノール相場は4年半振りの安値を示現している。飼料用に関しても、飼育頭数の減少に加えて、米国での牛肉消費の後退が影響し、実際にはかなり低迷しているとみられている。輸出需要も前年度の低迷した流れを受け継いでおり、需要改善の要素が見当たらないのが現状である。
 その需要の尺度として注目されるのが、12月1日現在の全米在庫である。2015年度の生産高予想に繰り越し在庫を加算し、この合計から全米在庫を差し引くと、9月から11月の第1四半期のコーンの需要が算出される。実際の需要を占うことができるため、市場も関心を示しており、ここ数年の年明けのこの発表で最も注目され、相場の変動要因になっているのが12月1日現在の全米在庫である。その全米在庫の事前予想平均は111億2300万ブッシェル(前年同期は104億5300万ブッシェル)。大豊作を背景にして、かなり弱い内容になるとみられ、シカゴの応分の圧迫要因になるとみる。

シカゴコーン3月20日50日平均線

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事