週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比4.56ドル安の54.84ドル、ブレント原油は同3.83ドル安の59.64ドルとなった。

 前週末12日はIEAによる来年の石油需要見通し引き下げと非OPEC諸国からの供給増加予測を受け、供給過剰懸念を払しょくする材料なく両油種とも月間安値を更新、WTIは2ドル強、ブレントは2ドル弱と売りこまれた。週明けも、リビアでの主要石油ターミナル閉鎖などから一部買い戻しが入ったが、OPEC事務局長が緊急総会の必要性を否定、UAE石油相が原油価格がバレルあたり40ドルに下落してもOPECは減産しないとの見方を示すなど、供給面修正の見通しが立たず戻り売られると、WTIは55ドル台、ブレントで60ドル台へと下落、2009年5月上旬以来の安値をつけた。しかし、16日はHSBC中国製造業景況感の悪化やイランの公式原油販売価格引き下げにより、ブレントは60ドルを割れたが、WTIはオプション納会日絡みの取引を背景に横這いで推移すると、翌17日は弱気のEIA統計にも関わらず、テクニカル的に前日安値更新直前で切り返したことやFOMC後の発表を控えたショートカバーが入ったことから一転上昇、高値では戻り売られたものの、期近限月はWTIで0.5ドル強、ブレントで1ドル強上昇し安値修正となった。翌日も取引序盤には買戻しが優勢となりWTI、ブレント共週間高値まで上昇したが、ファンダメンタルズの支援材料なく、サウジのヌアイミ石油相の「サウジ・OPECが減産するのは困難」との話が伝わると急速に売り込まれ、週間安値圏での推移となった。

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