逆オイルショックに備えよ!!

 金融市場で原油安がリスクオフの主因となってきた。15日のNY原油市場は、石油輸出国機構(OPEC)事務局長が供給過剰懸念にもかかわらず減産しないとしたことや、アラブ首長国連邦(UAE)のマズルーイ・エネルギー相は、原油価格が1バレル=40ドルに下落しても、OPECは減産しないという決定を維持し、緊急会合を検討するのは、少なくとも3ヶ月間状況を見守ってからになるだろうと語ったことを受け55ドル台まで続落。

 当欄で先月から指摘した水準にまで到達してきた。リーマンショック後の安値を起点とした比較では、他の国際商品と、ほぼ同等の下げ率となり、相対的な割高感は解消してきたが、チャートからは下げ止まり感なしの状態だ。 週足で見ると、これまでの75‐115ドルレンジが、55‐95ドルレンジへ移行している過程。55ドル~心理的節目50ドル辺りで下げ止まるか否かが焦点。月足で見ると、長期上昇トレンドが48ドル水準に位置する。リーマンショック時の147ドル台から32ドル台への暴落があったように、オーバーシュートしやすい銘柄故に、単なる値頃での判断は避け、チャート上の底打ちパターンを待ちたい。

 原油価格下落は、日本のような輸入国にとってはプラス要因となる一方、原油輸出国にとってはマイナス要因になる。プラスマイナス両面がある訳だが、短期間にこれだけ大きく下落すると、国際金融市場に大きな影響を与える。

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