来年に向け市況対策催促相場!? 上海とシンガポールのゴムが新安値

 東京ゴム先限は先週11日にキロ当たり188円まで値を沈めた。11月17日の208円から見ると、ちょうど20円値下がりしたことになる。10月3日の安値173円80銭から11月17日の高値208円まで約34円上昇したから、すでに上げ幅の半値押し以上を演じたことになり、力関係は再び弱気に傾斜し始めている。

 また、上海ゴムの中心限月(2015年5月限)は10日にトン当たり1万1,580元まで値崩れし、9月25日の1万1,170元を下回ってしまった。シンガポールゴムRSS3号期近も9日にキロ当たり148セントと、これまた、10月2日の148.30セントをわずかとはいえ下回って、上海ともども新たな大底を模索する動きとなっている。

 上海ゴムは中国の景気減速懸念による天然ゴムの需要減少不安、更には中国のタイ政府の天然ゴム在庫20万8,000トン購入.タイ政府と中国政府との間で天然ゴム20万トンの購入計画があり、これらによる中国国内の供給圧迫懸念が上海ゴムの先安不安に結びついているように思える。

 また、シンガポールゴムRSS3号の安値更新は、天然ゴム産地の増産期による供給過剰感に加えて、タイ、インドネシア、マレーシア3ヵ国の市況対策が進展しておらず、その失望感が相場を圧迫したと解釈出来る。

 東京ゴムはそれでも円安の影響を背景に10月3日の安値173円80銭に対して188円(12月11日)と14円ほど水準が高いが、しかし、次第に200円大台がカサになりつつある。

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