金市場「2015年はインド需要が金相場を牽引」

2011年までの10年間にも及ぶ金相場の長期上昇トレンドを形成した要因は、金ETF取引の開始と、中国やインドを中心とした新興国経済の成長により、新興国を中心とした金需要が飛躍的に増加したことでしょう。しかし、中国経済成長率(GDP)が2011年から3年連続で低下したことが金相場を圧迫しました。そして、世界最大の金消費国であるインドでの度重なる金輸入規制の強化により、同国金輸入が減少し、2014年にインドの金需要が中国を下回りました。こうした中国とインドの金需要の減少が最近の金相場を圧迫しているようです。
中国のGDPは、2007年に14.2%にまで上昇したものの、2011年より3年連続で低下しており、今年の中国のGDPが1999年以降で初めて中国政府のGDP目標値を達成できない見通しであり、24年ぶりの低水準となる見通しでもあります。しかも、中国経済は、今後もソフトランディングを続ける見通しであり、今後も中国経済成長の鈍化が金相場を圧迫し続ける可能性があります。
インド経済の成長が2015年の金相場の上昇を牽引する可能性があります。大手投資銀行であるゴールドマン・サックスが今月発表したゴールドマン・レポートでは、「インドのGDPが2016年に中国を上回る」との見通しを発表しております。それによれば、中国のGDPが2018年に向けて緩やかな低下を続けるものの、インドのGDPが2018年に向けて上昇を続けることにより、2016年にインドのGDPが中国を上回るというものです。そして、インドのGDPは、特に2015年に急激に上昇するとの見通しを発表しております。インドの経済成長が2015年に急上昇することとなると、同国金需要が増加し、再びインドが金需要世界一となり、金相場上昇を牽引する可能性もあります。

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