週刊石油展望

 前週末11月28日はOPECによる原油生産据え置きを受けた原油供給過剰感の広がりを嫌気して急落となった。特にNY原油は感謝際明けで短縮取引となる中, 手仕舞い売りが先行した形となり、一時5年4ヶ月ぶりの水準まで値を沈めるなどの暴落となった。週明け1日は一転して売られ過ぎ感によるショートカバーの進行から2ドル超の反発となるも、翌2日には再度反落。イラク政府が自治政府との間で石油と予算を巡り合意に達したとの報をうけて地政学上リスクが遠のいたことや、対ユーロにおけるドル高の進行を受けて前日の上昇分をほぼ打ち消す展開となった。翌3日はブレント原油がクウェート石油相の「OPECは減産しない」との発言を受けて続落となる一方、NY原油はEIA原油在庫の予想外の減少を受けて反発となった。その後はブレント原油、NY原油共に反発する場面も見られたが、サウジアラビアがアジア向け原油輸出価格の引き下げを発表すると、改めて産油国による原油価格の下落容認姿勢が意識されたことから上値重く推移する展開となった。

 国内市場はガソリン当限クラック-580円、灯油当限クラック-1400円とクラックの縮小が目立った。原油相場が一段と下落する中、元売り各社による仕切り価格の値下げが相次ぎ、元売りの買い気の後退を受けた現物市場の暴落も重なったことから当限を中心に投げ売りが先行する展開となった。

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