原油市場「エネルギーセクターの株価が2連騰」

先週27日のOPEC総会で減産が見送られたことにより原油市場の下げ足が加速しました。そして今週1日の原油市場が上昇に転じたものの、翌2日には、イラク政府とクルド人自治政府との和解により、イラクがクルド人自治区に対して日量30万バレルの石油輸出を許可したことが原油市場を再び下落させました。ここで注目は、原油市場の下落に反してエネルギーセクターの株価が2連騰していることかもしれません。
S&P500種構成銘柄の中でエネルギーセクターの株価が2連騰しております。エネルギーセクターの株価は、OPEC総会の翌日となった先週28日に急落して15ヶ月ぶりの安値水準となりました。しかし、翌1日が0.8%高、2日が1.3%高となり、この2日間で2.1%上昇していることは、S&P500種採用銘柄のセクター別で最も大きな上昇幅です。
2日のユーロ圏株式市場でもエネルギーセクターの株価が急騰しました。ユーロストック600構成銘柄のエネルギーセクターの株価は、今週1日まで6日続落となり10%もの下落となりました。しかし、2日は3.2%高と急騰しております。2日は、BPが4.7%高、ロイヤル・ダッチ・シェルが4.1%高となり、石油大手企業がこぞって急騰しました。OPEC総会翌日のエネルギーセクターの株価が急落したものの、マーケットでは「エネルギーセクターの株価急落は行き過ぎ」との見方が台頭しているようです。もし、原油価格が今後も下落を続けると見られているようであれば、ここでエネルギーセクターの株価が2連騰するはずはないのではないでしょうか。
OPEC総会直後にイラクとクルド人自治区が和解したことは、あまりにもタイミングが悪い材料だったのかもしれません。それでもエネルギーセクターの株価が2連騰していることから、ここは原油市場の買い場となるのかもしれません。

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