コメ相場の変動要因

 農水省は11月28日の食糧部会(食料・農業・農村政策審議会 食糧部会)で、26年6月末の民間在庫量220万トン、26年産米の生産量789万トン(10月15日現在)、26/27年(26年7月~27年6月)の主食用米供給量1,009万トンとの需給見通しを示した。26/27年の需要量は消費減等のトレンドから778万トンと算出されたため、27年6月末の民間在庫見通しは約230万トンとなる。均衡する在庫水準は180万トンと言われており、来年6月末の230万トンはもちろん、今年の6月末220万トンも在庫量としては非常に多い数字だ。

 この間、西川農相や農水省は26年産米の作柄・品質の低下をアナウンスしており、今回の食糧部会の資料にも「26年産米のふるい下米や青死米は、天候不順の影響に伴う登熟不良等により例年に比べ多く発生している状況にあることから、実際に主食用米等として流通する量は、例年よりも17~20万トン程度減少し、これにより平成27年6月末の民間在庫量も減少する可能性がある」と記されている。
 ただ、前回のこのコラムでも指摘したように、ふるい下米等は再調整されて主食用に戻るものも多いため、歩留まり減を多少考慮しても、主食用への供給が20万トンも減少するとは考えにくい。

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