週刊石油展望

 前週末21日は中国の利下げを受けてエネルギー需要増加の思惑が広がったことや、OPEC総会での原油減産合意の期待を背景に反発となった。しかし、週明けにはいると流れは一変した。週明け24日はロシアのエネルギー相による「減産に合意しても減産幅は小幅である」との発言を受けて戻り売りの圧力が高まると、さらには対ユーロにおけるドル高を嫌気して下落が加速した。翌25日から26日にかけてはウィーンで行われたロシア、サウジアラビアを含む4ヶ国会談において協調減産への合意には至らなかったとの報が伝わると大幅に下落。また、EIA発表における原油在庫の増加や、直近安値を割り込んだことによるテクニカル売りも絡んでWTI,ブレント共に2010年9月上旬以来の水準まで下落した。翌27日は米国市場が感謝祭により休場となる中、OPECによる原油生産維持が発表されると原油相場は5ドル超の暴落となり、週間ベースではWTI、ブレント原油共に7ドル超の下落となった。

 国内市場は、海外原油の暴落を受けて全油種大幅安となる中、ガソリン、灯油のクラックは縮小となった。OPEC総会を前にした原油市況の不透明感により手仕舞い売りが先行したことや、OPEC総会後の原油の暴落を受けて海上物が下落したことが要因となった。また、灯油はガソリン売り灯油買いの手仕舞いや、暖冬の影響からクラックの縮小が目立つ形となった。

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