週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比2.41ドル高の76.24ドル、ブレント原油は同2.02ドル高の79.67ドルとなった。

 前週末14日はOPEC加盟国間の外交が活発になり減産を模索しているのではとの思惑や週末を控えてショートカバーの買戻しが入り海外原油市場は1ドル超の上昇となった。週明け17日は日本の7-9月期のGDPが予想を下回ってマイナス成長となり世界経済成長減速による需要の先行き懸念から下落すると、18日はサウジを含む一部加盟国は減産に否定的とみられ減産合意期待が後退、海外原油は約1ドル近い下落となった。その後も、19日のEIA統計では原油在庫は予想外に増加するなど上値の重い展開が続いたが、リビアのOPEC理事が「日量50万バレルの減産をOPECはすべき」と発言するなど下値も限定される中、週末にかけては米国で複数の経済指標が予想を上回る改善をみせたことや、イラン石油相がサウジと市場シェアについて協議するとの報、米銀がOPEC総会で50万バレルの減産合意がされる可能性を示唆するなど減産期待が徐々に広がり、海外原油は1ドル強の上昇となった。

 国内市場は、ガソリンのクラックは概ね拡大となったが、ガソリン売り灯油買いの鞘の伸び悩みを受け一旦手仕舞う動きによる影響があるようだ。一方、灯油は先週までの拡大を受け一旦利益を確定させる動きなどに押されクラックは縮小となった。現物市場では海上での元売とみられる買いは継続しているものの、月替わりを前に動意は限定的、一方陸上では出し元による仕切り価格を引き下げや減販・低調な出荷の影響から軟化が止まらず、月末の枠消化による売り込みで更なる軟化もありうる状況だ。

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