石油相場、OPEC総会を控えて神経質な動きに

 先日、トランスカナダが予定しているカナダから米ガルフにむけてのキーストーン=パイプラインに関する法案が米上院で否決された。カナダによる原油輸出拡大が先送りされたものの、年明けには議会の勢力図が大きく変わり、この法案を支持する共和党が上下両院で多数を占めるため、年明け早々に可決される見込みである。そうなれば、米国による原油輸出解禁による世界的な一段の供給過剰懸念がさらに高まることが避けられない。つまり、OPECが減産に踏み切っても、非OPEC諸国や米国、そしてカナダの同調がないと、もし、OPECが減産を決定しても、長期的な下降トレンドを修正することにはならないとみる。世界的な原油の輸出競争が激化しており、輸出シェアの確保から、サウジやクウェートは生産枠削減に消極的である。
 いずれにせよ、OPEC減産で相場が上昇しても長続きしないとみられ、東京も戻り売りのタイミングを提供することになりそうだ。27日までは神経質な動きの中、突っ込み買いが無難とみるが、27日以降は噴き値売りのスタンスで臨みたい。
 国内も厳しい冷え込みとなっているものの、灯油の需要が低迷しており、さらに増産が順調に進んでいる。需給バランスを探るうえで、ガソリン・灯油とも期近の動きからは目が離せない。

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