石油相場、OPEC総会を控えて神経質な動きに

 とりあえず、海外原油は27日にスイス=ジュネーブで開催予定のOPEC総会を意識した展開が予想される。現行の生産枠である日量3000万バレルの順守に関しては加盟国が一致したとみられ、現在、超過している日量20万バレル程度の削減は予想されているが、生産枠自体の変更は微妙といえる。ベネズエラやリビアは減産を主張しているものの、減産を主張している国が率先して減産するとの意思を示していない。現状維持を指摘しているサウジは減産を図る一方、輸出を拡大しており、減産だけではみえない部分も多い。市場の関心がOPEC減産に集まっており、生産枠の動向に注視しておきたい。
 ところで、米国では寒波が中西部中心に長期化しており、東部にも波及し、主要な暖房用燃料である天然ガスが急騰している。10月28日の安値から30%近く急騰しているが、その半面、ヒーティングオイルは4%下落している。ヒーティングオイルの主要な消費先である北東部での寒波が短期間だったこと、中西部で期待されたディーゼル燃料の需要は低調だったこと、WTIの軟調地合いが影響して下落してしまったといえる。その寒波であるが、週末には解消され、北東部ではかなり気温が上昇するとみられる。従って、天然ガスも目先は調整安を強いられ、WTIやヒーティングオイルは不安定な動きが続くとみられる。

NY原油・北海ブレンド月足

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事