タイ集荷、平年の3分の1で船積みに不安

 タイ中央ゴム市場でゴムの集荷量が減っている。例年、10月以降タイでは大雨季となり、雨量が増えるとともに天然ゴムの生産は年間を通じて最大となるのが通例。しかし今年の集荷量は昨年や一昨年と比較して3分の1程度にとどまっている。

 平年のこの時期、1日当りの集荷量は平均的に150~200トンとなるが、今年は10月から直近の11月にかけて100トンを超えた日は1日もない。10月1日から11月7日までの1日平均集荷量はわずか38トンに過ぎない。これは前年同時期の1日平均145トンの約4分の1で、異常な事態に陥っている。

 今年の集荷量が少ないのは、タイ政府が援助金まで出して推進しているパームオイルへの転作の動きや家具用として天然ゴム樹の一部を伐採して売る動きが出ているため。天然ゴム農園の減少に加え、今年10月までの価格下落で農家の生産離れが進んでいることも挙げられる。

 さらにこの状況において、タイ南部を中心に天候不順となっている季節的な要因も軽視できない。タイ南部では強い低気圧の発生で大雨となっており、この影響でタッピング作業に支障が出ている模様。先週末から今週明けにかけては、タイの主要な天然ゴム産地であるソンクラ県、ナコンシタマラート県、クラビ県、チュムポン県などで大雨となり、特にナコンシタマラート市では洪水の発生が伝えられている。また南部パタニー県では強風で漁船が転覆して4人が行方不明になった模様だ。タイ気象局は今週初め、アンダマン海の低気圧の影響で、タイ南部で雷雨が発生するおそれがあるとして、再び警戒を呼びかけている。
http://www.bangkokpost.com/news/general/442180/heavy-rains-pound-south

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