天然ゴム市場「APECブルーと上海ゴム市場」

 本日の上海ゴムが急騰して始まり、東京ゴムも急騰しました。中国の北京で今月5日から開催されたAPEC会議が昨日閉幕しました。APEC会議が開幕した5日の上海非鉄金属銘柄が全面安となり、上海ゴムがストップ安を交えて急落しました。そして、APEC会議が閉幕した翌日となる本日の上海非鉄金属銘柄が全面高となり、上海ゴムが急伸しております。最近、中国では、「APECブルー」という言葉が流行したことをご存知でしょうか。
 APEC期間中に北京市内への車の乗り入れ規制を行い、周辺工場の操業停止を命じ、市民生活に影響を及ぼしてまで青い空を作り出そうとしたことが「APECブルー」と呼ばれているようです。APEC期間中に北京やその周辺地域の工場操業を強制的に停止させたことで、非鉄金属市場や天然ゴム市場への影響も発生しました。
 11日に閉幕したAPEC首脳会議は、一昨年秋に発足した習近平指導部にとって国内で開催する最大級の国際イベントであったことから、国家の威信をかけて「青い空」の演出が必要だったようです。特に先月19日に開催された北京国際マラソンでは、国内外から3万人のマラソンランナーが集まりましたが、大会当日の有害物質(PM2.5)濃度が、日本の環境基準のおよそ12倍を観測し、最悪レベルの大気汚染となったことを受けて参加を辞退する大会参加者が相次いだことや、多くのランナーがマスク着用で苦しそうに走る姿が全世界に報道されて話題となった直後なだけに、国の威信をかけてAPEC開催期間中に「青い空」を演出する必要があったようです。そうした「APECブルー」に上海ゴム市場も大きな影響を受けたようです。「APECブルー」による影響を考えれば、本日の東京ゴムが急伸したことも頷けるのではないでしょうか。

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