USDA11月報告を受けてのトウモロコシ相場

米農務省(USDA)が11月10日に発表した最新の需給報告では、2014/15年度の米国産トウモロコシ期末在庫見通しが前月の20.81億Buから20.08億Buまで下方修正された。事前に集計された市場予想は、21.35億Buまでの上方修正となっていたが、予想外の下方修正がトウモロコシ相場をサポートしている。

今報告ではイールド見通しの上方修正が確実視されていたが、実際には一部の主要生産地でイールド見通しが逆に引き下げられたことで、供給サイド主導で一段と需給緩和見通しが強まるシナリオが破綻した。それでも過去最高レベルの需給緩和状態に変化はみられないが、改めて相場を下押しする必要性は乏しくなっており、ハーベスト・ローは10月1日安値で確認したとの見通しが追認される。

今後は、マクロな需給緩和見通しの消化がほぼ終了したことで、米農家が収穫済みの荷をどの程度のペースで出し、それに仲買業者やエンドユーザーがどのように対応するのかが、価格形成の鍵を握る見通し。天候相場から需給相場への移行が促される。短期需要環境は決して悪いとは言えないが、400セント近辺では過去最大規模の現物供給が予想される一方、325セント近辺では売り渋りが予想されることを考慮すると、325~400セント台をコアとした安値ボックスが今後1ヶ月のメインシナリオになるだろう。

TOCOMの円建て相場はフレート上昇と円安の影響を受け、シカゴ相場との比較では下値不安が限定されてきた。しかし、足元ではフレート上昇と円安がともに一服し、シカゴとの連動性が高まる方向でみておきたい。

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