整理商い活発化するNY金は一段安必至

 米国の景気拡大に伴う早期利上げ観測の再燃と、日銀による追加金融緩和による日米の金利差拡大によって、急ピッチのドル高・円安が進行している。対ユーロに対するドル高よりも円安進行を警戒してNY金が急落する動きをみせている。
 NY金期近12月限は日銀の追加金融緩和をキッカケにして1200ドルを大きく割り込み、一気に1160ドル台まで急落。その後はさらなる円安を受けて4年半振りとなる1130ドル台まで急落している。ECB理事会後のドラギECB総裁の記者会見で、追加の金融緩和の準備に入っているとの指摘もあり、ドル高・ユーロ安が急ピッチに進行したものの、NY金の反応はイマイチで、市場の関心がドル・円に向かっていることも理解される。
 円安の影響で、アジアの新興国の通貨安も進行し、さらに景気に与える影響が懸念されている。このため、NY金相場の急落となっても、アジアの実需の買いがイマイチで、NY金の下押し要因になっている。
 金ETFに関しても減少に歯止めかからず、6日現在のSPDRの金ETFは732.83トンで、6年振りの低い水準である。11月に入ってまだ8.3トン、1.1%の減少であるが、10月は28.7トン、9月は25.1トンと順調に減少している。ちなみに、昨年末と比較すれば、65.4トン、8.2%減となっている。つまり、年後半の減少が目立っていることが理解される。

NY金月足100月移動平均

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