週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比0.61ドル安の81.11 ドル、ブレント原油は0.53ドル安の86.05 ドルとなった。

 前週末24日はサウジアラビアの9月原油生産高の増加が確認されたことから供給減少見込みが後退し、原油相場は反落となった。週明け27日はファンダメンタルズの弱さやゴールドマンサックスによる原油価格見通しの引き下げを背景に一時、WTI原油は80ドル、ブレント原油は85ドルを下回るなどの軟調な展開となったが、終盤にかけては安値修正へと転じたことから下げ幅を縮小した。翌28日から29日にかけては先週末から続いた下落幅を切りかえすなど上昇相場となった。28日発表の10月米消費者信頼感指数が7年ぶりの高水準となったことや、29日のEIA統計における石油製品在庫の予想以上の減少が相場を押し上げる要因となった。しかし、その後は流れが一転。翌30日はFOMC声明後の対主要通貨におけるドル高の進行からドル建ての原油は1ドル超の反落となると、その後もOPECによる減産の可能性が後退したことから上値重く推移した。

 国内石油市場は米メジャー系元売りの仕切り価格の引き上げを受けてガソリン、灯油における期近のクラックが拡大となった。しかし、灯油においては実需の落ち込みや暖冬の予報を受けて拡大幅は限定的となった。
 国内現物市況は海上では月替り後も一部元売によるガソリン・灯油の市中買いにより上昇。しかし、陸上市況は原油相場の不透明感から買い気が後退し、値が切り下がる形となった。

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