シカゴ大豆先物、ファンド資金の流れが変わり始める

CBOT大豆先物市場で、投機マネーの流れが変わりつつある。米商品先物取引委員会(CFTC)によると、10月14日時点で大口投機筋のポジションは7,088枚の「売り」越しになっていたが、直近の10月21日時点では6,647枚の「買い」越しに転換している。買い玉が前週比+1万0,690枚の23万7,798枚となる一方、売り玉が同-3,045枚の23万1,151枚となっており、フレッシュな買いが、売り方ファンドにポジション整理を迫り始めている構図が確認できる。シカゴ大豆先物市場で、ファンドの帳尻が買い越しになったのは8月19日以来、約2ヶ月ぶりのことである。買い越し枚数の規模で言えば、7月1日以来の最高水準となる。

買い方ファンドの心理としては、作付けシーズンからほぼ一貫してポジションを拡大してきた弱気筋に、本格的な撤退を迫りたい所である。11月限ベースでは、半値戻しでも1,050セントまでの反発が見込める相場である。問題は、売りポジションは9月30日の23万9,682枚で当面のピークを確認しているものの、その後の減少ペースが依然として鈍いことだ。今後数週間でシカゴ大豆市場はハーベスト・プレッシャーの最終段階を迎えることになるが、弱気筋が南米産の天候相場まで継続して売り込む姿勢を見せるのか、それとも一旦は含み益を確定させる方向に動くのか、重要な分岐点に差し掛かっている。

もっとも、反発局面では安値で売り渋っていた農家の在庫売却が上値を圧迫する見通しであり、あくまでも短期リバウンドの有無という視点で十分だろう。トウモロコシとの比価も2.77倍と大豆相場の割高感は強く、買い方針であれば作付け採算的にも限界水準に到達しているトウモロコシ相場の方に妙味を感じている。

ヤフーブックマーク Googleブックマーク はてなブックマーク ツィートする シェアする  ライブドアブックマーク ディスカス

キーワード

 

連記事

 
 
 

新記事