ゴム先限は一目均衡表の抵抗帯を抜けるかどうかが鍵 取り巻く環境は変化している

 東京ゴム先限相場は、10月20日までの相場上昇で一時195.4円をつけた。9月中旬以来ほぼ1カ月ぶりの高値圏に達するとともに、10月3日の直近安値173.8円から21.6円上昇。更に22日の夜間取引で直近高値を更新して一時196.0円まで上値を追った。

 相場が10月に入ってから反発している原因は、下げ過ぎによる反動高にある。2011年2月からの下落幅が360円超に及んでいることで自律的に調整する動きとなっている。市場には、依然として安値不安が底流しているものの、マーケットを取り巻く環境が好転していることや悲観的な市場心理が後退していることなどから、これまでとは明らかに状況は変わってきている。

 ただし、完全に陽転したのかどうかの明確な判断を下すには時期尚早であり、引き続き慎重に相場の推移を見守りたいところである。特に、後述するとおり、テクニカル面などで一抹の不安を残している部分がある。

 東京ゴム先限の一目均衡表でみると、今年に入ってから3月と6月、8月の3度にわたり上昇する場面となったが、その都度、抵抗帯(雲)の強い圧力に屈する展開を強いられた。抵抗帯の上限である先行スパン1が戻り限界の動きを繰り返したことで、今回の上昇も195~200円までが戻りの限界ではないかと観測する向きは少なくない。

 もう一点、気になる要因がある。当先の順ザヤが広がったまま推移している点である。この当先のサヤは夏場に一時7円前後まで縮小したが、10月に入ってから当限が軟調に推移していることから再び拡大し、現在、13円を超える幅まで広がっている。このサヤの拡大は売り方にとって不利な条件である。

 従って、安値から戻す動きとなっているものの、この戻りが一時的であり反発したところは再び売りが誘われ地合いが崩れるのではないかとの見方を否定することができない。

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