NY株価・ドル調整後の商品市場の行方

10月2日の当欄で『NY株価も史上最高値更新後、値幅を伴ったアップダウンを日々繰り返しており、不安定な値動きだ。株価下落のアノマリーが意識されやすい秋相場において、10月の「QE終了+地政学リスクの高まり」が、リスク回避を加速させる可能性もあるだろう。9月には、久しぶりに「ヒンデンブルグ・オーメン」が確認された。』としたが、下落のアノマリーの強い鬼門の10月に、やはり、NY株価は大幅続落となった。2013年以降、下値支持として機能していた200日移動平均線を明確に割り込み、調整色が強まっている。
連日の数百ドル下落で値幅は大きい感じだが、下落率で見ると史上最高値水準と言うこともあり、あくまで調整の範囲内の動きで本格的なパニックには至っていない。今回の下落は、過去のQE終了に伴う調整懸念が意識される中、IMFが指摘したようにユーロ圏・中国景気のスローダウン、日本株への期待感の後退、イスラム国への空爆開始に伴う地政学リスクの長期化、米国内でのエボラ問題の広がりなど、リスク回避が連想される事象が相次いだ。
心理的節目16000ドルを割り込む大幅続落で、2012年11月安値~2014年9月高値までの上昇に対する38.2%押し(15480ドル水準)が意識される流れではあるが、昨晩は、安値を買い拾われて、陰線ながらも長い下ヒゲで終了している。
一旦は、短期的な売られ過ぎ感を背景に値を戻す流れも予想されるが、200日移動平均線を再度、回復するには時間がかかるだろう。ただし、年初の2014年展望レポートで指摘したように、今年の大幅下落で付けた株価の安値は、来年に向けた良い押し目買いの好機を与えるとの見方に変化はない。

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