週刊石油展望

 先週末のWTI原油は前週比7.50ドル安の84.07ドル、ブレント原油は5.08ドル安の88.73ドルとなった。

 前週末3日の海外石油市場は軒並み下落。OPECによる11月総会前の減産観測が後退したことや予想以上に強い内容となった9月米雇用統計を受けたドル高進行により圧迫された。注目された9月米失業率は5.9%(予想6.1%)、非農業部門雇用者数は24.8万人増(予想21.5万人増)と良好な内容だった。週明け6日は売られ過ぎ感からショートカバーで反発したものの、翌7日はIMFが来年の世界経済成長見通しを引き下げたことによる需要減少懸念や、EIA統計での原油在庫増加見通しにより大幅反落となった。8日は続落。EIA統計で米原油在庫が501.5万バレル増加(予想200万バレル増)、ガソリン在庫が118万バレル増加(予想50万バレル減)と予想以上に急増し急落した。9日も大幅続落。8月の独輸出が予想以上に減少するなどユーロ圏の景気減速リスクが高まる中、エボラ感染拡大や香港のデモ等も相まって欧米の株式相場が大幅下落してリスク回避の動きが鮮明。WTI原油相場も一本調子で下値を切り下げ、2012年12月以来の85ドル台まで下落した。10日のアジア時間でも続落の流れが継続している。

 国内石油市場は前週末比で4,000円超の下げとなり、全油種、全限で一代安値を更新した。目先下値の目途がたたない状況で投げ売り相場となっている。
 国内現物市況は元売によるガソリン・灯油の市中買い継続にかかわらず急落。ガソリン陸上市況は、2週連続となる週末の台風の影響もあり末端販売は超低調。国内ガソリン小売価格は12週連続の下落となった。

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