上海天然ゴム市場の出来高は日本の100倍

海外の情報を見ても、同じような記事ばかりでありニュース性が無いため、東京ゴム価格と上海ゴム価格、シンガポールゴム(RSS3号)価格を比較してみた。2011年1月4日を100とした指数で見ると、グラフのように、東京ゴム市場の価格が一番高かったのは意外であった。最近のゴム価格の下落を主導していたのは東京ゴムだとばかり思っていたが、上海やシンガポールのゴム価格は2001年始めから相対的に早い段階で下落基調となっており、ほとんど一本調子に下落している。日本の価格の方がまだ上下動がある。ただ、各市場の2011年始めから2014年9月30日までのボラティリティーを計って見ると、東京市場のボラティリティーは、最も高く33.3%、次いでシンガポールの27.5%、上海市場は24.4%であった。9月30日の東京ゴムの出来高は5897枚、シンガポールは391枚に対して上海の出来高(15年1月限)は723,128枚であり、東京市場の122倍以上であるので価格は東京で決めているわけではないことが分かる。上海市場は十分流動性のある天然ゴム市場である。上海市場の100分の1以下であるため、ボラティリティーも高くなるというわけであろう。そして価格の下落を主導してきたのは、東京市場ではなく上海市場であったこともこれを見るとよくわかる。そうなると、中国の天然ゴム需給や市場の雰囲気が今後の天然ゴム価格を決める可能性が高いことになる。

zu1sashikae

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