コメ相場の変動要因

 農水省が公表した26年産水稲の作柄概況(9月15日現在)によると、全国の作況指数は101の「平年並み」で、主食用の予想収穫量は790万トンの見込み。25年産実績(主食用米生産量)との比較では約28万トン減となるが、26年産米の生産数量目標765万トン(前年目標比26万トン減)に対しては25万トン上回る水準となった。政策誘導により、ある程度非主食用米への転換が進んだ形だが、過剰作付が解消されず、25年産米と同水準の超過作付が残ったためだ。
 これに加え、全農の25年産米の持越在庫が20万トン程度、その他の流通在庫を加えると50万トン近い古米在庫があるとの予測もあり、全国ベースでは過剰環境に変わりはない。

 9月30日に行われた自民党の「農林水産戦略調査会・農林部会合同会議」の席上、農水省は「26年産米の生産量は、夏以降の天候不順により、登熟不良等が懸念され、10月末に発表される10月15日現在の作況指数は変わる可能性がある」「籾数が多く、登熟が悪い年は、ふるい下米が多くなり、主食用米への供給量が減少する可能性もある」と説明。過剰感の払拭に努めたが、議員側は26年産米の概算金・相対価格の下落を問題視し、「急激な下落に対し、12月までに対策を打つ必要がある」との声もあがった。西川農相は「10月15日現在の作柄概況を見て、対策を考えていきたい」と会見等で述べているが、果たして具体的な動きがあるのかどうか。

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